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喇叭修行の成果

喇叭修行を継続してきて初めて自ら修行の成果といいますか、
自分がプロ奏者になれたのかなと思える出来事があったので、
そのことを書いておきます。

私は去年の3月に大学院を修了しました。
学校に在籍するということは先生に定期的にレッスンがありますので、
音楽性を養うことや、専攻楽器の力量向上に繋がることは、もちろんのこと、
自ら気づかずに何か間違った方向に向かった際などに、
適切に修正してもらえるというメリットもあります。


私は今シーズン(去年の9月)よりカイロオペラのトランペット奏者に就任しましたが、
10月に入院し、トランペットを吹けない期間がありました。
今迄、1ヶ月近くラッパを吹かないということはありませんでしたので、
最初にマウスピースを唇に当てた時の違和感、初めて出した音のショボさは、
今までの自分のラッパの音と、あまりにも程遠い音で驚いたものです。
初日の練習を終えたときの感想は他人の唇で吹いているという感覚でした。


11月のオケ復帰戦はオペラ「魔笛」だったのですが、
その本番に向けて計画的にリハビリを行いラッパの音を含めて、
演奏自体は入院前までのレベル位迄には改善されました。

そして12月のくるみ割り人形、クリスマスコンサートと、
本番では、まずまずの演奏が出来ました。


でも12月中旬くらいより日々の基礎練習において、
今迄出来ていたことが出来なくなっていることに気付きました。
端的に言うと高音域(Hi-Dから上)が出ないのです。

自分の印象としては、これは長いスランプになりそうだし、
今まで行ってきたルーティン的な練習や、やみくもな練習方法では、
もっと症状を悪化させてしまうという予感でした。
年末から正月にかけて何とか軌道修正したいと試行錯誤しました。

誰もいない静寂なトレーニングルームで、
全身が写る鏡の前で、自分で気付けていない、
今、起きている問題点を探しました。
自分自身と向き合う、客観的に己を知る。
師匠に答えを求めるのではなく、自分で答えを導き出す。
それがプロ奏者ですよね。

おかげさまで問題点を自分で発見出来て、
その問題点を改善するいくつかの方法を試し、
昨日、今日の練習で復活が確信出来ました。

今回の不調の原因は入院生活による長期離脱もそうですが、
今迄はオケで1番を吹くことが比較的多かったのに対して、
カイロオペラでは2番を吹くことが殆どとなり、
低音域、中音域の音の効果的な鳴らし方に関しての向上は
自分でも実感していたのですが知らず知らずに奏法が、
崩れてしまった部分もあったのだと思います。

今迄、私はたくさんの素晴らしい師匠に教えを授かる機会に恵まれてきました。
それらの経験は私の大きな財産であり、それをどのように有効活用していくか。
そして、今度は、それらのことを、私がいかに伝えていくか。
そんなことを考えていく2013年の始まりです。

ブログでも、今迄受けてきた師匠のレッスンやマスタークラス、
また私が日々の練習でしていることなど書いていこうと思います。

これから今夜もカイロオペラの本番です!
気分晴れ晴れで頑張ってきます♪

テーマ:トランペット - ジャンル:音楽

  1. 2013/01/14(月) 01:24:12|
  2. 喇叭 Diploma,Graduate school,Master class
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

No title

たかさん、心のケアーもしてくださいね。応援してます。
  1. 2013/01/14(月) 13:16:50 |
  2. URL |
  3. まさ #-
  4. [ 編集 ]

Re: No title

まさサン
ありがとうございます!!
海外生活、不便はありますが、
何とか頑張っておりますw
  1. 2013/01/14(月) 22:30:53 |
  2. URL |
  3. 高 長行 #-
  4. [ 編集 ]

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プロフィール

高 長行

Author:高 長行
1971年生まれ東京都国立市出身。1994年に道都大学社会福祉学部を卒業し朝日新聞東京本社のプレスライダーを経て札幌市の医療機関で主任MSW(社会福祉士・介護支援専門員)として13年間従事。

2001年より松田次史氏、星野究氏、ハンス・ペーター・シュー氏に手ほどきを受けトランペットの修行を開始し2007年に音楽家へ転身。2009年に尚美ミュージックカレッジ専門学校ディプロマ科管打楽器専攻、2012年に東京音楽大学大学院器楽専攻管打楽器研究領域修士過程をそれぞれ最高年齢で修了。両校でトランペットを栃本浩規氏、ティム・モリソン氏、津堅直弘氏、アンドレ・アンリ氏、高橋敦氏に、室内楽を稲川榮一氏、水野信行氏、山本孝氏に師事する。同年9月よりカイロ歌劇場管弦楽団のトランペット奏者に就任。


第28回草津国際音楽祭でハンス・ペーター・シュー氏のクラス、また派遣助成オーディションに合格し2009ライプチヒ国際音楽祭でペーター・ミヒャエル・クレーマー氏のクラス、第31回霧島国際音楽祭で高橋敦氏のクラス、第17回浜松国際管楽器アカデミーでエリック・オビエ氏のクラス、それぞれでディプロマを取得する。

第7回大阪国際音楽コンクール第2位、第19回日本クラシック音楽コンクール全国大会第3位(最高位)、第3回津堅トランペットコンクール第5位、第6回ブルクハルト国際音楽コンクール審査員特別賞、第20回レ・スプレンデル音楽コンクール奨励賞の受賞歴あり。

ソロ活動は第4回ドルチェ楽器デビューコンサートin東京、国際芸術連盟主催第40回新人演奏会、北広島市花ホール主催「第7回春の音楽会」で演奏歴あり。

オーケストラ活動ではボリショイ劇場管弦楽団、カイロ歌劇場管弦楽団、カイロ交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、バッハアカデミー管弦楽団、東京国際芸術協会管弦楽団、日本クラシックオーケストラ、キリシマ祝祭管弦楽団、ケンツビッチ祝祭管弦楽団、ちちぶ国際音楽祭オーケストラなどにエキストラ出演している。

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