高く長く行く Trumpet High Long Go!!!  

Trumpet LEICA FXDLS trptaka

Selmer Concept Flugelhorn

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Selmer Concept Flugelhorn
サテンラッカー仕上げ
Bb、10.56mmボア、モネルメタルピストン、
160mmハンドハンマード・イエローブラスベル、
3ウォーターキーつき、第3スライドオートトリガーつき

ルイス・バジェ(Luis Valle)さんが使用していたセルマーのゲルホンです。
現在では生産終了している貴重なモデル。
サテンラッカー仕上げで暖かく、太い、
そして少しダークな陰影さを持つ味わい深いサウンドが魅力。

いつもお世話になっている下倉楽器の浅香さんに、
あのパーツを使って改造をお願いしました!

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使用したパーツはJUN'S Renaissance BrassworksのBach社用ピストンパーツです。
ピストン軸が真鍮、 ボタンの部分は高級洋白で構成されています。
メッキ仕上げのものも使用していましたがHT加工されているものがオススメ。
今は生産中止されているようなのですが。
音の変化が確実に体感出来るパーツで、
ノーマルに比べ重量が増すことにより、
ピストンを押した後に戻ってくるフィンガリングの感覚が好印象で、
音の厚み、響きの豊かさ、音の繋がりやキレも良くなります。

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Bach用の寸法ですので、
そのままではサイズが合いません。
浅香さんの高度な加工技術により
フェルトなども駆使して最高の仕上がりに!
最近のシルキーとかと同じようなカンジにしてみました。
結果は音程の改善図れ、狙い通りリッチなダークサウンドが倍増となりました。

ここ数年に渡り、楽器の調整、改造などで
大変お世話になった下倉楽器の浅香さんですが先月末で退職されました。
大変残念なのですが新天地で更なる活躍を祈念しております。






テーマ:トランペット - ジャンル:音楽

  1. 2017/05/21(日) 21:52:35|
  2. 喇叭 Mouthpiece,Instrument & Case

Cactugon X1 HT

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JUN'Sのマウスピースはどれも素晴らしいのですが、
私が愛用していたのはStandardのX1HTでした。
特に私の持っていたBachのC管との相性が抜群で、
ソロのシビアな数々の本番などで使用してきました。
去年の6月くらいに東フィルのラッパ友達より、
New LegendのHT・ハンマー処理(画像左)を譲ってもらいました。
横にも縦にも両方イケるバックボアが売りということで、
彼も何回かの本番に使用したそうです。
私もマウスピース選びの初期の段階では、
縦、横両方イケる1本を模索していましたが、
結局はバックボアはそれぞれ違うほうが良いという結論に至っていたので、
本当にイケるのか半信半疑で試したところ驚きました。
ただNew Legendは私の縦ラッパにはシャンクの相性が悪かったので、
このバックボアで違うモデルが出たら是非とも試してみたいと思っていたのでした。

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2016年11月にCactugonが発売されました。
ピストン・ロータリー両用のバックボア、
スロートサイズ25、独創的な形状。
ひとめ見た瞬間よりコレはと感じていました。
私としてはHT処理されたものから選びたいと考えていたので、
年明けの入荷まで待っていました。
3月のサンサーンスの本番の直前に試奏に行きました。
たまたま製作者の池辺さんがお店に居たので、いろいろと話しを聞けました。
池辺さんとの再会も2008年以来だったので、お会い出来て嬉しかったです。
何本から選べましたが、どれも素晴らしかったです。
前日リハで使用して非常に良い感触で、当日本番で使いましたが、
音の響き、ピッチ、ツボの明確さ、驚愕のマウスピースです。
私の持っている楽器では横のC管との相性が抜群過ぎるくらい抜群なのですが
縦のラッパとの相性も非常に良いです。
縦、横兼用でマウスピースを探している方には是非試して頂きたいものです。

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JUN'SのStandard X1 HTとCactugon X1 HTを
それぞれハンマー処理してもらいました。
ハンマー処理すると、よりJUN'Sらしさが増しますね。
私にとってC管でオケの上を吹く際のマウスピースの解です。
縦はStandard X1 HTで横はCactugon X1 HTで決まりました。





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  1. 2017/04/26(水) 20:25:36|
  2. 喇叭 Mouthpiece,Instrument & Case

MONKE B♭-Trompete Vol.7

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何回かに分けて書いてきたMONKEブログの最終章です。
黄金期のベルリンフィルで2番Trp奏者として活躍していたトーマス・クラモー所有のモンケ。
譲ってもらってから8年の歳月を一緒に過ごし私自身奏者としても楽器のほうも成長を重ねてきました。

第一形態
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往年の伝統的なモンケサウンドを楽しめます。
この状態でも十分に良い楽器なのですが、
私の拘りから熟成を重ねることになりました。



第二形態
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モンケでハイドンを吹く際に最適な形態です。
そして支柱無しの形状から私の所有しているB♭管の中で、
最もハイトーンの出しやすい楽器となりましたw
クラシック以外のライブなんかで使っても面白いです。



最終形態
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私の今まで吹いたB♭管の中でBESTの楽器です。
最も気に入っていた私の180ML25パイプ 37ベルSPよりも素晴らしい楽器になりました。
どの音域でも響きや反応が良いこと、音程が抜群なこと、音のツボが明確でミストーンの心配がほぼない。
予想を大幅に超えた仕上がりとなりました。
そしてモンケの更に最高なところは縦でメインに使用しているマウスピースをそのまま使用できるところです。
( トシ・トランペット・アトリエ Bach type リムS1C カップ1CB スロート25 バックボア24 GP(14金) EXT1 )

先日、オケのリハで知人にも吹いてもらったのですがメチャメチャ吹きやすいと驚いておりました。
毎日の練習も、このモンケのおかげで本当に楽しくて仕方ありません!
そしてモンケで基礎練習していると他の楽器に持ち替えたときに、
アレ?今までより良くなっているみたいな感覚になるんですよね。

横ラッパのB♭管で素晴らしいメーカーはたくさんありますけどモンケの良さは別格ですね。
試奏のような短い時間では分からない長く毎日付き合って分かる楽器です。


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  1. 2017/02/07(火) 21:49:33|
  2. 喇叭 Mouthpiece,Instrument & Case

MONKE B♭-Trompete Vol.6

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前回の記事の続きです。
クラッペン、支柱無しのチューニング管に付いていた
短いウォーターキーをクラッペン有りのチューニング管に移植しました。
画像を見れば分かるように、それぞれのクラッペンの長さが微妙に違います。
このことがクラッペン操作の際にも非常に有用となりましたし、
この長さが微妙に違うことによる質量の変化もバランスの向上に繋がりました。

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更なるバランスの向上に向けてクラッペン台座部分にもドリル加工を施しました。
ちょっとしたことなんですが、このような微妙な調整が全体のバランス取りには大切なんです。
クラッペン・支柱有りのチューニング管も楽器本体と同様に銀メッキ仕上げとしました。

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1番管に付いていたカニ目ですが、
2015年11月に取り外し台座跡が残っていたのですが、
それを研磨除去してもらい銀メッキをかけ直しました。
質量的には、ほんの僅かな金属除去と
メッキ加工による僅かな増加と微量な増減なんですけどね。

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そして3番管に1番管に付いていたカニ目を
取り外し可能なウェイトに改造してもらいました。
3番管はツバ抜きを付けたり、ウェイトを付けるだけで
明らかにサウンドに変化あります。
タインのように脱着可能なウェイトに出来たことは、
セッティングにも幅が出来るので有用な結果となりました。
ゴムも2か所付いていますが、これもサウンドに変化あるんです。
でもゴムの締まりが強すぎるとイマイチなんです。
私のオススメはSCHAGERLの純正のゴムです。

8年に渡り積み重ねてきた数々の試行錯誤を経て究極のモンケに仕上がりました。

次回で最終回です。




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  1. 2017/01/28(土) 19:07:04|
  2. 喇叭 Mouthpiece,Instrument & Case

MONKE B♭-Trompete Vol.5

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私の愛器であるモンケのB♭管
過去のブログでも改造や調整の変遷を書いてきましたが、
ようやく最終形態に到達出来ました。

2015年の3月にライプチヒの工房ズィーレSyhreの
マイスター中川さんに作成してもらった支柱無しのチューニング管ですが、
日々の練習で使用していて、ほんの僅かですが少しだけ重くしたほうが、
もっと良くなるのではと感じていました。
以前に作成してもらったクラッペンの付いているチューニング管のほうに付いている
少し長めのウォーターキーを移植すると良いのではと考え去年の11月に、
いつもお願いしている下倉楽器のリペア浅香さんに作業をお願いしました。

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仕上げも楽器本体と同様の銀メッキ仕上げにしてもらいました。
結果は予想通り、ちょうど良い塩梅に。
モンケでハイドンを演奏する上で最適な楽器となりました!!!
ウオーターキーの長さがハイドンを横ラッパで演奏する上の、
秘技で重要な要素になってくるんですよね。
エジプトより帰国前に仕上がっていたら、
ドイツのオケのオーディションに挑戦してたかもぐらいの完成度。

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ベルリンフィルのマルティン・クレッツアーさんが監修して
モンケに作らせたスペシャルなマウスパイプであるV1のほうも、
演奏の際に僅かに感じていたことをマウスパイプ内の加工をお願いして、
銀メッキ仕上げにしてもらいました。
こちらの部分も完成度の向上に役立ったのだと思います。

仕上がってきた楽器で練習を行い、
さらにいくつかのアイディアが湧き、
更なる作業を行ったのですが、
それは次回のブログで紹介していきます。




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  1. 2017/01/17(火) 22:11:59|
  2. 喇叭 Mouthpiece,Instrument & Case
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プロフィール

高 長行

Author:高 長行
1971年生まれ東京都国立市出身。1994年に道都大学社会福祉学部を卒業し朝日新聞東京本社のプレスライダーを経て札幌市の医療機関で主任MSW(社会福祉士・介護支援専門員)として13年間従事。

2001年より松田次史氏、星野究氏、ハンス・ペーター・シュー氏に手ほどきを受けトランペットの修行を開始し2007年に音楽家へ転身。2009年に尚美ミュージックカレッジ専門学校ディプロマ科管打楽器専攻、2012年に東京音楽大学大学院器楽専攻管打楽器研究領域修士過程をそれぞれ最高年齢で修了。両校でトランペットを栃本浩規氏、ティム・モリソン氏、津堅直弘氏、アンドレ・アンリ氏、高橋敦氏に、室内楽を稲川榮一氏、水野信行氏、山本孝氏に師事する。同年9月よりカイロ歌劇場管弦楽団のトランペット奏者に就任。


第28回草津国際音楽祭でハンス・ペーター・シュー氏のクラス、また派遣助成オーディションに合格し2009ライプチヒ国際音楽祭でペーター・ミヒャエル・クレーマー氏のクラス、第31回霧島国際音楽祭で高橋敦氏のクラス、第17回浜松国際管楽器アカデミーでエリック・オビエ氏のクラス、それぞれでディプロマを取得する。

第7回大阪国際音楽コンクール第2位、第19回日本クラシック音楽コンクール全国大会第3位(最高位)、第3回津堅トランペットコンクール第5位、第6回ブルクハルト国際音楽コンクール審査員特別賞、第20回レ・スプレンデル音楽コンクール奨励賞の受賞歴あり。

ソロ活動は第4回ドルチェ楽器デビューコンサートin東京、国際芸術連盟主催第40回新人演奏会、北広島市花ホール主催「第7回春の音楽会」で演奏歴あり。

オーケストラ活動ではボリショイ劇場管弦楽団、カイロ歌劇場管弦楽団、カイロ交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、バッハアカデミー管弦楽団、東京国際芸術協会管弦楽団、日本クラシックオーケストラ、キリシマ祝祭管弦楽団、ケンツビッチ祝祭管弦楽団、ちちぶ国際音楽祭オーケストラなどにエキストラ出演している。

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